2016年7月9日土曜日

青山さんの金山での選挙演説

金山ボストン美術館近くで行われた、青山繁晴さん(以下青山さん)の選挙演説を聞きに行きました。
 この日(7月7日)は平日でいつも通り仕事でした。仕事が終わってから駅へ向かい、名鉄に乗って金山に向かいました。
 金山ボストン美術館前に着くと、すでに青山さんのチラシを持った方があちらこちらにおられます。

にしても、暑い。
熱風が通り過ぎていきます。
ボランティアの方たちは暑い中チラシを配ったりしています。 

なるべく日陰に入り、青山さんの到着まで、待つ人々を見ながら考えました。
みなさん、どこか青山さんに関心があって、暑い中金山まで来たんだろう。恐らくはインターネットができる人がほとんどだろう。お互いに知り合い同士でもなく、ただ青山さんのブログの告知を見て、自分の意思で来たんだ。
 なんだかそういう感覚は久しぶりだなあと思いました。エイセクシュアルの活動を始めた頃のような感じでした。
 どうやって青山さんのことを知ったのか。青山さんの何が気になるのか。ここに集っている方たちと話したいと思いました。
しかし、なんというか、話しかけにくい!
みなさんの表情が厳しいせいもあるし、私が引っ込み思案になったせいもあるのでしょう。
 その時、隣に居合わせた大内真さん(お名前公開の許可済み)が話しかけてくれました。大内さんは今日はここが初めてでなく、他の場所ですでに青山さんの演説を聞いてきたそうです。足が疲れた、と言っておられました。大内さんも青山さんが選挙に出ると聞いて、虎ノ門ニュースやボイスで青山さんの解説が聴けなくなる、と思ったそうです。

やがて、青山さんの選挙カーが到着しました。待っていた人々が拍手しながらうねるようにそちらの方へ移動。
私は今までyoutubeで青山さんの話を聴いていますが、生で青山さんを見るのは初めてです。
私は顔にできたアトピーがひどくて日焼け止めクリームも塗れないため、上着を頭からかぶり、傍聴しました。

生で聴いてみてわかったのは、「本当に一人ひとりの目を見て語っている」ことです。私も青山さんに食い入るように見つめられ、「一緒に考えましょう」という例のフレーズは伊達ではないことを実感しました。
青山さんの話で重かったのは、聴衆の中から、次に出馬する人が現れれば、自分(青山さん)の出馬(犠牲とおっしゃいました)は無駄ではなかった、とおっしゃったことです。
「あなたのことですよ!」と声を強めて言われました。

これは重い。
選挙は絶対でないと思っていた青山さんですら今回出馬されました。それは青山さんの主張が変わったからではなく、考えた結果です。今は青山さんの演説を聴いている側であるがいずれ我々も青山さんのように岐路に立たされると、言っておられるのです。

これなら単に票を入れてくれ、という方がまだ気がラクです。青山さんは自分に入れてくれとは決して言わない。
青山さんは私たちに考えること、行動することを求めます。真剣に生きているのならば、いつまでも傍観者のままではいられない。
それは確かにそうなのですが。

===ここから私の話になります===
私について言えば、実は組織とか集団がよくわかっていません。
私の小中学校の同級生たちは知っていますが、私は学年全体からいじめられておりました。クラスでグループを作る時も余る側でした。
家族は人間にとって最も重要な組織または集団だと思いますが、私の両親は毒親で、親子関係から得られる安心感は得られなかった。恩に着せられる、という恐怖が大きかった。
大学を出て就職することになっても、会社で同じ人と毎日接することがどういうことかわからなくて、毎年職を変えていたのです。今の職場でやっと少しずつ分かりつつある感じです。

政治家になるのであれば、組織(党)と自分の主張の異なる点もあるでしょう。そういうのもどうするのか、よくわかりません。青山さんは自民党から出ているにもかかわらず自分の意見をはっきりおっしゃっているけど、そんなこと他の人でもできるのだろうか?

それと、お金の問題。
まず貯金がないと、出馬できません。また、当落関係なく、選挙活動のために会社を何十日と休むわけで、おそらく退職でしょう。もし落選したらその後の生計はどうするのか。
リスクが大きいです。青山さんは政治家はボランティアとおっしゃってますが、理想が高すぎて私には非現実的に思えます。
というわけで、不安要素が多く、今の時点ではとてもじゃないですが選挙に出るなんてありえないように思います。
===私の話ここまで===

金山で聴いていたみなさんは、ご自分のこととして、考えておられますか?
もし考えていないのなら、それでは青山さんの演説をご自分の人生に関わらせていないのです。はっきり言えば聞いていないのと同じです。

青山さんは話すほどに、最初ガラガラだった声も張りが出てきて、顔に汗を光らせながら、演説台から身を乗り出さんばかりにして話しておられました。
両肩におられる霊の方たちが、支えておられるのでしょう。ちなみに私は見えませんでした。



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